phpMyAdminをCentOS7にインストールする
このページではCentOS7にphpMyAdminをインストールする方法を紹介します。
yumで一発インストールもできるのですが、関連ライブラリが多すぎて、かなりの高確率で失敗するので公式サイトからソースをダウンロードして展開する方法でやります。
その方法でも大した手間ではないのでぜひ試して下さい!
インストール前の準備
まずphpMyAdminを使うにはPHP、MySQL、ApacheなどのWebサーバーが必要です。
もしインストールが終わってなければ以下のページを参考にしてインストールしてみてください。
PHP 5.4, 5.6, 7.0, 7.1, 7.2, 7.3, 7.4, 8.0のインストール
MySQL5.7のインストール
Apache2.4のインストール
phpMyAdminのインストール
パッケージのダウンロード
公式サイトからダウンロードします。
https://www.phpmyadmin.net/files/
どのphpMyAdminのバージョンを選べばよいかはコチラの対応表を見て最適な環境のパッケージを選んでください。
ダウンロード
# wget https://files.phpmyadmin.net/phpMyAdmin/4.9.7/phpMyAdmin-4.9.7-all-languages.zip
解凍
# unzip phpMyAdmin-4.9.7-all-languages.zip
解凍したフォルダをリネームして移動します。
※URLがバレにくいように_pmaとしています。
# mv phpMyAdmin-4.9.7-all-languages _pma
# mv _pma /var/www/html/
phpMyAdminの設定
phpMyAdminの設定ファイルはconfig.inc.phpです。
ひな形からまずはコピーして使います。
# cd /var/www/html/_pma/
# cp config.sample.inc.php config.inc.php
設定ファイル編集
# vi config.inc.php
以下の箇所に任意の文字列を追加します。
$cfg['blowfish_secret'] = 'owoiewrjs9823ioj4o23jlfs8qaoie8123ojokjl'; //暗号化用のパスフレーズ(半角32文字以上ならなんでもよい)
phpMyAdminをWebサーバーに設置
phpMyAdminをWebサーバー(apache2)に設置していきます。
httpd(apache2)の設定ファイルを編集します。
# vi /etc/httpd/conf.d/phpmyadmin.conf
IPなどの設定は適宜変更してください。
この例はローカルIPアドレスのみ許可する設定です。(IPv4とIPv6のローカルアドレス)
<Directory /var/www/html/_pma/>
AddDefaultCharset UTF-8
<IfModule mod_authz_core.c>
<RequireAny>
Require ip 127.0.0.1
Require ip ::1
</RequireAny>
</IfModule>
</Directory>
phpmyadmin.confファイルの記述チェック
# apachectl configtest
Syntax OK
設定を反映させるためhttpd(apache2)の再起動します。
# systemctl restart httpd
ブラウザで確認
ブラウザでphpMyAdminにアクセスします。
今はローカルで確認するのでhttp://localhost/_pma/としてください。
ローカルでない場合はドメインやIPアドレスなどに変えて確認してください。
この画面が出れば成功です。
このログインにはDBのアカウントを使用します。
phpMyAdminインストール後によくあるエラー
この時点でよくあるエラーとしてはログイン画面すら出ずに、次のようなメッセージが出る場合がります。
- mysqli 拡張がありません。PHP の設定をチェックしてみてください
- cfg[‘TempDir’] (./tmp/) にアクセスできません。phpMyAdmin はテンプレートをキャッシュすることができないため、低速になります。
mysqli 拡張がありません。PHP の設定をチェックしてみてください
「mysqli 拡張がありません。PHP の設定をチェックしてみてください」
そのようなときは以下のいずれかを試してみて下さい。
# yum install php-mysqli
もしくはremiレポジトリからPHPをインストールしたのであれば次のようにすればいけるかもしれません。(PHP7.4の場合)
# yum -y install --disablerepo=\* --enablerepo=remi-php74,remi,remi-safe php74-php-mysql php74-php-mysqlnd php74-php-pdo
以下のページを参考にインストールしてみてください。
cfg[‘TempDir’] (./tmp/) にアクセスできません。phpMyAdmin はテンプレートをキャッシュすることができないため、低速になります。
tmpディレクトリを手動で作成して権限付与してあげる必要があります。
# cd /var/www/html/_pma
# mkdir tmp
# chown apache:apache tmp
phpMyadmin用のDBとテーブルを作る
phpmyadmin用のテーブルが作成するため、インストールディレクトリの下にある ./sql/create_tables.sql を実行します。
# cd /var/www/html/_pma
# mysql -u root -p < ./sql/create_tables.sql
そうするとphpmyadmin用のテーブルが作成されています。
以上です。
おつかれさまでした!
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