【PHP入門2021】変数の宣言と初期化～変数名の規則

PHPの変数とは

「変数」はプログラミング言語には必ず登場します。
一言でいうと様々なデータの入れ物のことです。

まずは見てみましょう。

<?php

	$message = "変数にメッセージを入れたよ";
	print $message;

?>

ここで言うと「message」という名前の変数を作り、出力しています。

今は全く理解できてなくてもよいので、このまま読み進めてみてください！

PHPの変数の宣言と初期化

PHPの変数は宣言しなくてよい

通常、ほかのプログラミング言語では変数は宣言と言ってあらかじめ「この名前の変数を使います！」のような宣言をする必要があります。

が、PHPでは宣言は必要ありません。
ゆるいですね。笑

なのでいきなり初期化して使い始めてOKです。

【JavaScriptの場合】

var message;  // varで使うことを宣言
message  = "メッセージです";  // 値を代入して初期化

【PHPの場合】

$message = "メッセージです"; //いきなり初期化

PHPの変数名の規則・ルール

絶対覚える変数名のルール４つ

変数名にはルールがあります。
これは必ず覚えて下さい！テストに出ます！（資格試験でホントに出ます）

• $文字で始まる
• 先頭が英字か_(アンダースコア)
• 先頭以降は英数字か_(アンダースコア)
• 大文字・小文字の区別はある($nameと$Nameは違う変数)

※変数の命名にハイフンは使えないので注意してください。
※また数字ではじめることもできません。

変数名の例

変数名を動的に扱える「可変変数」

いきなりちょっと難しい概念ですがPHPには可変変数というものがあります。

扱う変数を処理の中で動的に決定するという機能です。

見た方が早いかもしれません。
以下の２つのプログラムは同じ結果になります。

<?
	//普通の変数を使う

	$color = "赤";
	print $color;

?>

<?
	//可変変数を使う

	$var_name = "color"; //変数名自体を変数に格納
	$color = "赤";
	print $$var_name; //変数(var_name)の中の値(color)をつかって新しい変数(color)として扱う

?>

この例ではこのように展開されます。

$$var_name→${$var_name}→$color

中級レベルになると使うことになると思いますので、こういう機能があることは覚えておいてください。