NTPで時刻の同期設定をする
このページではCentOS7の
・時刻同期が有効になっているか確認する方法
・有効になっていない場合はNTPを有効にして同期させる方法
などについて順序だてて解説しています。
NTPとは?
コンピュータの時差は普通の時計と同じように少しずつずれてしまいます。
それを定期的に同期するために使われるプロトコルがNTPです。
NTPはNetwork Time Protocolの略称です。
CentOS7ではchronyというソフトウェアが使われるのが一般的です。
大抵の場合は最初からインストールされており有効になっています。
CentOS7公式サイトのISOイメージからVMwareにインストールした場合やGCP(Google Cloud Platform)上で立ち上げたVMマシンのCentOS7は最初から有効になっていました。
NTPが有効になっているか確認
#timedatectl status
Local time: Fri 2021-05-14 23:12:23 JST
Universal time: Fri 2021-05-14 14:12:23 UTC
RTC time: Fri 2021-05-14 14:12:23
Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900)
NTP enabled: yes ←時刻同期機能有効
NTP synchronized: yes ←同期済み
RTC in local TZ: no
DST active: n/a
ここが有効になっていれば同期はできているので対応はしなくてもOKです。
有効でなければchronyをインストールしてNTPを有効化しましょう
NTPの有効化(chronyのインストール)
chronyインストールをしすることで、常時時刻を同期できます。
NTPを有効化して自動起動するところまでやってみましょう。
まずはchronyのインストールです。
# yum -y install chrony
chrony起動します
# systemctl start chronyd
chronyd自動起動(OSの起動時に一緒に起動)の確認
# systemctl is-enabled chronyd
enabledじゃなかったら自動起動が無効になっているので、有効にします
systemctl start chronyd
再度自動起動の確認
# systemctl is-enabled chronyd
最後にNTPが有効になったか念のため確認
先ほどの確認コマンドを再度実行します。
#timedatectl status
これで今度は有効になっていたら成功です。
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